2005/2/13 日 | 時事
職員手帳に“六曜”記載 、大津市 「人権配慮欠く」回収へ
京都新聞電子版より引用。
滋賀県の大津市職員互助会(理事長・佐藤賢助役)が、昨年末に発行した2005年版職員手帳に、大安や仏滅などの「六曜」を新たに記載。県内の人権団体や職員の一部から「人権啓発の主体である市として不適切」との指摘を受け、発行済みの約3800冊の全面回収と焼却処分を予定していることが10日、分かった。
私的にはいまいち六曜が差別を助長するものなのかがわかりません。
で、回収するにあたって市の助役のコメントは、
「迷信や風習にとらわれてはいけない、という人権啓発の主体であるべき行政が、逆行する判断をしてしまった。反省して改めたい」
って事なんですけど、確かに迷信や風習から出る差別ってのはあると思います。ただそこにはそれができるまでの伝統とまでは行かなくても根付いたた文化みたいなのもあるのは確かで、それまでも否定できるものなのかという気もしないではありません。
こちらのサイトで紹介されているこんなサイトもあります。
ここではいかに六曜が迷信なのかを語ってくれています。ただその迷信がどう差別に結びつくのかはちっとも言及されていません。
上に書いたように根拠の無い思い込みや迷信的な固定観念が差別を生み出す温床になるのは確かなことでそういった部分はなくしていくべきだとは思います。
ただ行き過ぎてしまうと逆に世の中を今より済みにくくしてしまわないかなとも思います。
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